アーティストコメント
人々に忌み嫌われることの多い「害虫」たちをモチーフにしたシリーズ。
本作品では、一人ぼうっとお悩み中のダニを描きました。
今まで私達人間の殺意の受容体としてしか見ることができなかった彼らの世界に入り込み、やや人の生活の様相を呈する彼らのプライベートな時間を少し覗き見ながら、彼らに一度共感してみようと試みています。
作品
年代 : 令和3年
サイズ : 28 × 20.5 cm(シートサイズ)
限定 : 2/3
技法 : 紙にシルクスクリーン
詳細 : シート価格
額装 : ご相談下さい
プロフィール
2012-2016 東京藝術大学 絵画科 油画専攻 学士
2016-2018 東京藝術大学 大学院美術研究科 絵画専攻 版画研究分野 修士
展覧会
2021
・blooming sensations (s+arts グループ展)
・Staying Pets (TAKU SOMETANI GALLERY 個展)・版画のひきだし (東京藝術大学 藝大アートプラザ グループ展)
・PAUSE・PRINT・PAUSE (銀河101 グループ展)
2020
・s+arts summer exhibition (s+arts gallery)
・SLEEPING INSTINCT ねむる本能 (ギャラリーそうめい堂 個展)
2019
・FUNNY BONE(TAKU SOMETANI GALLERY 個展)
・Sur and Smile(s+arts グループ展)
2018
・Hey Human...(ねえ人間...) (TAGBOAT 個展)
・Independent Tokyo(TAGBOAT 特別賞)
・なでたような跡がある(表参道画廊 グループ展)
2017
・Shotai Exhibition (SO Fine Art Editions,アイルランド)
・ZURETA / INTERNATIONAL PRINTED ART
(上海美術大学)
2016
・石橋財団より助成を受けポーランドにて制作・展示
ディレクターコメント
人間の周囲の生き物と人間の関係を主なモチーフとして、シルクスクリーンやドローイング作品を制作している市川。ユーモアに富んだ作品は単なる風刺画ではなく、現代に生きる我々人間の矛盾や滑稽さがある種の慈しみを持って描きだされている。人間に翻弄される生き物たちに対して生まれる奇妙な笑いとすこしの罪悪感、そしてそこに確かにある愛情。メディアとして用いられた版画に隠されたメッセージを読み解くのも面白い。
Artist Comment
This series is based on the motif of "pests," which are often abhorred by people.
In this work, I depicted a tick that is alone and is thinking something it worrying about.
Let's enter their world, which until now we have only been able to see as receptors for our murderous intentions, and let's try to empathize with them by peeking a little into their private time, which is somewhat like human life.
Information
Artist : ICHIKAWA Shiori
Date : 2021
Size : 28 × 20.5 cm (Sheet size)
Edition : 2/3
Technique : Silkscreen on paper
Detail : Not framed
Frame : Please ask
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SKU: IS42
¥0価格
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